その名も七変化。次々とお色直しする花「ランタナ」
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
- 2021年11月5日
- 読了時間: 2分
鮮やかな濃い目のピンクやイエローのカラフルな花をつける「ランタナ」。

ひとつひとつは小さな花ですが、集合して咲くグラデーションカラーにはつい目を惹かれます。
花の形状としては紫陽花(アジサイ)に似た雰囲気もありますが、この色彩はやはり海外花の雰囲気も…。
クマツヅラ科シチヘンゲ属、(やはり)熱帯・亜熱帯アメリカ原産の学名・英名Lantana、和名「七変化」。気になるその名前の通り、花の色が咲き始めから次第に変化していくこと、咲き進むごとにグラデーションのような色の変化が楽しめる不思議な花です。
次々と脇芽を増やしますが、コンパクトな植物ではあるので、園芸用に鉢植えやポットも出まわっている育てやすい花なので、庭木として見かけることもよくあります。
しかし、今回調べているうちに見つけたのがランタナは国際自然保護連合が定める「世界の侵略的外来種」、日本でも「要注意外来種生物リスト」に含まれているという記載。
動物や植物に「絶滅危惧種」として指定があることはよく知られていると思いますが、「世界の侵略的外来種」はその正反対。増えすぎると困る植物です。
ランタナは自生力が高く、一株につく種の数は約12000個!さらにその種には「アレロパシー物質」という他の植物の成長を抑える成分が含まれているそうで、ランタナだけしか育たない環境を作り出すというなかなかの強者。
七変化が気になる花ですが、ランタナを栽培する時には種の管理まで気をつけたほうがよさそうですね。