2024年8月初に南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」が発表され8月15日には解除されました。ホッとする気持ちはありますが、もちろん解除後も地震への備えは続きますし危険や不安が解消されたわけではありません。
地震関連のニュースやコラム情報を拾っていると「芥川龍之介は地震を予知していた?」という話を見つけました。どうやら1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災の前に訪れていた鎌倉で季節外れの藤の花や山吹、菖蒲などが満開になっていたことに「唯事ではない」「天変地異が起こりそうだ」と吹聴していたのだとか。
また1995年(平成7年)1月17日に起こった阪神淡路大震災の前には、「椿が狂い咲きした」「アサガオが夏から半年近く咲き続けた」他、植物の変異が見られたという話も。どれも原文や根拠がハッキリ見つからなかったので、いわゆる地震時の噂に近いのかもしれませんが、地震の前に動物の大移動、植物の狂い咲き、というのは昔から聞く話ではありますね。
アサガオが長く咲いた、という事に関してはもしかしたら夏から寒くなる頃まで咲き続ける花期の長いマルバアサガオだったのでは…とも頭をよぎったのですが真相は不明。動物や植物は地震を予知できるのか?という疑問には気象庁も答えていて、動植物が人間に比べて感知力が各段に優れていることが記されています。(気象庁·知識開設ページ参照)
植物のもっている優れた伝達能力やネットワークをもってすれば天変地異察知も難しいことではないのかもしれませんね。
丸葉朝顔(マルバアサガオ):ヒルガオ科サツマイモ属 原産地:熱帯アメリカ 丸いハート型の葉が特徴