魔女のほうきに変身。紅葉も美しい「コキア(ホウキグサ)」
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
- 2021年9月21日
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その名の通り箒のように細い枝葉を伸ばし育つ「コキア」。

ほうき草の呼び名の他、帚木(ホウキギ)、サマーサイプレス、スコーピア、英名Bassiaとも呼ばれます。分類はヒユ科・バッシア(コキア)属の1年草で、原産はアジア圏です。
こんもりと丸みのある剪定をして花公園や植物園などでも鑑賞用として育てられることも多く、秋には赤く紅葉する様子も含め広大な敷地でも見ごたえある植物として人気です。
品種によって丸くまとまるタイプと細長く伸びていくタイプがありますが、肥沃でない土壌でも育ちやすく、剪定にもあまり手間がかからないので家庭の庭や寄せ植えにも利用されています。
冬には枯れてしまうコキアですが、乾燥させた枝を使って「魔女のほうき」を作るイベントもよく行われています。
枝を束ねて木の柄を取り付ければ、立派な魔女グッズ。ハロウィンの飾りや仮装にも活躍しそうですね。
また、コキアは夏には茎に花びらのない小さな花をびっしりとつけますが、とれる種が実は秋田名物のあの「とんぶり」になるそう。
「畑のキャビア」と呼ばれる東北地方の和食食材。種を熟成させ加熱処理したものが、瓶詰めなどで売られていて、キャビアのような食感をもちながら低カロリー、塩分控えめ、ビタミン、ミネラル、食物繊維も豊富なところがヘルシー、健康志向の方にも人気だそうです。
グリーン、紅葉のシュッとした草=とんぶりのイメージにギャップもありつつも…鑑賞にも食用にも愛される植物です。