植え込み材料としての水苔のメリットは、水はけと水持ちのバランスが、良く排水性に富んでいる以外にも、土に比べて柔らかく根を傷める心配も少ない点や優れたイオン効果性を持っていてカリウムやカルシウムなどの陽イオンを水素イオンに変換する働きなどがあげらます。
乾燥した水苔を水で戻して使用しますが、たくさんの水に浸して絞ったりすると、せっかく水苔に含まれている肥料成分が流れ出て効果が半減してしまうので、使う分だけビニールに入れて少量のぬるま湯(水苔250gに水やり1Lくらい)をかけて、しっかりと口を閉じ、暖かいところで一晩水を含ませ次の日に握って水滴が滴り落ちるくらいにして使用します。
乾燥したまま余ったものは、密閉できる袋や瓶に入れて、日の当たらない乾燥した場所で保管し1年くらいで使いきるのが良いでしょう。
水苔は傷みやすいので1~2年で植え替えてカビの発生を防いだり、水もちや水はけが悪くならないようにすることも大切です。