コキアは別名ホウキギ、ホウキソウとも呼ばれる一年草で、非常に育てやすい植物です。
夏は新緑が映え、秋には紅葉に色づいた姿を見せてくれるため、観賞用として適しています。
5月ごろが種まき時期で、庭植えでも鉢植えでも育てることができます。
ほとんど手のかからない植物なので、スペースや好みに応じて間引きを行い、株数を調整して風通しを良くする程度で大丈夫です。
特徴的な円錐形の整った形は、刈込をしなくても自然にできますが、砂利交じりの場所や砂地の方が、がっちりとコンパクトな形になるようです。
ホウキギという別名のとおり、刈り取って陰干しすることで、草ボウキを作るのに利用されます。また成熟した果実は食用にされることもあります。秋田の特産品である「とんぶり」はコキアの果実を加工したもので、その食感と色合いから「畑のキャビア」とも呼ばれているそうです。