お花見に行くと、桜と一緒に見ることができるこのお花。よく桜？と間違われますが、ハナモモです。桜と比べて、こんもりしているハナモモは、モモです。モモを観賞用に改良したのがハナモモです。
弥生時代に日本に伝わったお花で、なんと古事記にも載っているほど歴史のあるお花です。
モモといえば、ひな祭りですが、一般的にハナモモはひな祭りよりも後に咲き、桜の時期の前後にこのように美しい姿を見せてくれます。
ハナモモはモモなので、夏の終わりになると、もちろんモモの実もつけます。しかし、果物屋さんにあるようなモモではなく、すぐに傷んでしまうなど食用には向きません。
毒があるわけではないので、食べても体に害はありません。果物のあの桃のおいしいお味は期待できませんが、香りはモモの香りが楽しめます。ご自宅にハナモモがある方は、一度食べてみてもいいかもしれません。