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執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

7月10日は四万六千日の縁日。夏の風物詩 浅草ほおずき市

東京を中心に関東各地で開催される夏の風物詩「ほおずき市」。鉢に仕立てられたオレンジ色のかわいらしいほおずきの実がラリと並び、たくさんの人が縁日に訪れる様子は毎年ニュースでも伝えられますね。


7月10日は四万六千日の縁日。夏の風物詩 浅草ほおずき市


有名な浅草寺では月に1度、年に12回の功徳日がありますが中でも7月10日は「四万六千日(しまんろくせんにち)」と呼ばれ多くの人で賑わいます。なぜなら、この日に参詣することで「四万六千日分お参りしたのと同じ御利益」があるから。四万六千日はおよそ126年!つまり「一生分の功徳が得られる縁日」というわけなのですね。


ほおずきが縁起物とされる理由は「ほおずきの実を水で鵜呑み(丸飲み)すれば、大人は癪(なかなか治らない持病)を切り、子供は虫気(腹の中にいると考えられた虫による腹痛など)を去る」というかつての民間信仰から。これはセンナリホオズキのことを指していたようです。


今では旧暦のお盆に重なることから盆棚飾りとして購入する人も多く、ホオズキを「鬼灯」「鬼燈」とも書くように<お盆に先祖が帰ってくるときの道を照らす提灯><ご先祖様が道に迷わないための目印>としてホオズキが供えられています。


縁日だけでなく花屋の店頭にもホオズキが出回るこの時期、風情ある夏のご挨拶やギフトとして贈るのも素敵ですね。


ホオズキ:ナス科 / ホオズキ属 和名に鬼灯、酸漿 原産地は東アジア 6月~7月に開花し8月~9月に実る果実と萼(ガク)を観賞 食用ホオズキと観賞用ホオズキがあります。


3月4月の種まきや苗の植え付けで育てることができ、暑さ寒さにも強い植物なので初心者ガーデナーさんにもおすすめです。

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