公園の小道でふと見上げてみた風景。春の日差しを通した透き通るグリーンが美しいモミジ。
薄い葉が陽に透けて重なりあう様子はとてもキレイで、生き生きとしていて、秋の紅葉する姿とはまた別の美しさがありました。家に帰って検索してみたところ、多分イロハモミジ、のようでした。カエデ属の仲間で本名はイロハカエデというようです。私もそうですがカエデとモミジの違いがよくわからない方、多いと思います。
「モミジ」も植物学分類上はカエデ属、外国ではカエデ属植物を全て「maple」と呼ぶそうで、もみじは「Japanese maple」、直訳すると「日本のカエデ」として認識されているということ。どうやらモミジとカエデを区別しているのは日本人だけのようですね。
そして葉っぱのそばをよく見ると葉の内側に、深紅の小さな花がついているのに気づきました。美しい色彩の葉に注目が集まる植物ですが、こんなかわいらしい花を人知れずつけていたんですね。
検索した植物図鑑サイトには、花の後「プロペラ付きの実ができる」と書いてあったので、開花して散った後にはどんな風貌になるのかとても気になっています。開花は4月~5月、公園や庭木にこの木を見つけたら透き通った新緑のグリーンと深紅の美しいコントラストを探して楽しんでみてはいかがでしょうか