top of page
執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

くっつきぼう。と呼んでいた、どこか懐かしい植物「コセンダングサ」

「ひっつき虫」?という名前が一般的なのかもしれません。正式名は「小栴檀草(コセンダングサ)」。


どこか懐かしい植物「コセンダングサ」
どこか懐かしい植物「コセンダングサ」

種がついた部分がとげのように放射状に広がって服や動物の毛にからんでくる、ちょっと厄介もの扱いもされるおなじみの植物。旺盛な繁殖力で道端や草地によく見かけます。


写真の中央にあるのは枯れた花の部分ですが、私には開花した姿は記憶になかったので調べてみたところ、春から秋までに成長し、9月~11月頃に濃い黄色の花弁のない筒状花を咲かせるようです。検索した画像では黄色花とグリーンの葉、茎の姿はまるで別の植物のようでした。今年の秋には今まで気にかけていなかった花の時期にも目を向けてみたいと思います。


キク科センダン草属の一年草、原産国はアメリカ、白い花があるコノシロセンダングサ、大き目のセンダン草、アメリカセンダングサ、など数種類があるようです。


さらに意外だったのは薬効もあり食べられる植物だということ。中国では薬草として使用されていて、台湾では食用とされているそうです。


どうやって食べるのかは、調査続行中ですがキク科植物の野菜、春菊やハルジオンなどを想像すると食べられそうなイメージも持てなくはありません。茶色いトゲトゲ、厄介者、のあまりよいイメージのなかったセンダングサの、意外な別の顔を見つけた気がします。

bottom of page