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執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

浄化力の高い香り樟脳(しょうのう)「クス」

樟脳(しょうのう)というと、ある程度の年代の方なら防虫剤を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。タンスに入っている虫よけ、もしくはおばあちゃんの家の引き出しに香るクスリっぽいニオイ、のイメージ。あまり知られてないかもしれませんが、実は樟脳は楠(クスノキ)を精製して抽出したもの。


浄化力の高い香り樟脳


日本では古来お寺や仏像を建立する際、このクスノキが使われていました、防虫性が高く建造物に向いていたのが理由だと思われます。タンスに入っていた樟脳ももちろん防虫の目的でしたが、現在は昔ながらの方法で樟脳を精製できる技術をもった方もほぼいなくなってしまい、虫よけも人口薬剤に取って代わられてしまいました。


アロマテラピーではカンファ―という名前で呼ばれ使われていますが、天然の樟脳オイルは希少で高価なものとなっています。アロマの効能として鎮痛作用が高く、また鼻の通りをよくするなど花粉症や抗ウイルス対策にもおすすめです。


感覚的にもとても高い浄化力をもっていて、心に強さをもたらしてくれる香と言われています。使い方は、湯船に一滴、またはお湯を注いだマグカップに一滴入れ顔を近づけ湯気を浴びる芳香浴。頭からすっぽりタオルをかけると鼻がスーッと通り、呼吸が楽になので、インフルエンザの季節にはカンファ―予防もおすすめです。ただし、オイルはかなり刺激の強い香りなので、好みの合わない方、妊娠中の方、幼児、持病のある方には、おすすめできません。禁忌があるアロマは効力も強いということ。


自然の中で楠を見かけたら、樟脳(カンファ―)の強いパワーも思い出してみてくださいね。

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