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執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

災害につよい森づくり講習会を終えて

三重県津市にある株式会社シーテックさんにて行われた災害に強い森づくり講座を受講してきました。 講師は自然配植技術協議会 会長の高田研一先生のお話を聞かせていただき、とても勉強になり新しいご縁もあり、あっという間に1日が過ぎました。


森林の今の現状を知れば知るほど、山の整備が今後必要不可欠になるのは明白で、日本各地で毎年目を見張るような山地災害が起きています。



2014年の8月には、豪雨による広島市の土砂災害、2018年の北海道胆振(いぶり)東部地震によ る大規模な土砂災害、2019年には台風15号の強風で千葉県の溝腐れ病(みぞくされびょう)の山武 杉(サンブスギ)が多数倒木し大規模な長期停電がありました。そのほかにも各地で記録的豪雨な ど自然災害が発生しており、国土や森林を維持できないほどの地震や極端な気象現象が起こっています。


「燃料革命」で人が森から離れてしまい、使われてきた明るい森が高齢化した樹木とササやタケ が密生する暗い森へ変わっていき、地球温暖化も加わり様々な原因が重なり森林生態系の一部を 構成する生物の生息·生育環境のバランスが崩れています。



森林を理解する上で森林の持つ多面的機能が重要になってきます。森林には、多くの公益的機能 があり、その1つが「土砂災害防止機能/土壌保全機能」です。この機能を発揮させるためには森 林が健全に保たれるように管理する必要があります。


特に人の手で育てたスギやヒノキなどの人工林は適切に管理しないと荒廃してしまい、公益的機 能が発揮されなくなります。また、生物多様性保全機能を高めるためにも、人の手を入れた二次 林や、人の手で作った人工林は持続的に適切な管理していくことが実用不可欠です。



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