桑名市にある津田学園小学校様の森MAPを制作させていただきました。
ドローンやGPSを使い森の中の道を把握しながら、剪定屋空デザイン部の担当がフォント、写真の木枠以外は全て手書きで仕上げました。
小学校のある場所は鈴鹿山脈北部の御池岳を源とした員弁川の支川で嘉例川が学校横に流れており、沿川に水田地帯が広がるとても自然豊かな環境で学校内の森林も地域の植生が豊富に残されています。
生息している生物も多くホウジロ、シジュウカラ、メジロ、オオシオカラトンボ、トノシマガエルなどそのほかにも様々な生物が共存している環境です。
森林の活用を多面的機能を維持するだけの目標林型にとどめず、このような土地や風土を大切に活かし人が活用できるような整備を行い基盤を構築することで、森林へ足を運ぶ人が増え、継続して森林の整備が続けられるようになると長期的な森林の維持に繋がると考えています。
「自然」とはありのままの事、「環境」とはその場の状況、「保全」とは保護とは違いある程度は人為的に人の手を加える事によって成り立つものだと思います。自然に触れる事が少なく都会以外でも子供達の虫嫌いは進み、その原因の一つは全く虫などがいない環境が当たり前だと思い、家に入ってきてしまった虫などを全て駆除してしまう大人にも要因があると言われています。
カブトムシなどは大人でも好きな方が多いため、子供達もカブトムシは怖いというイメージが少ないそうです。
虫=気持ち悪い、怖いではなく、その虫の生態をよく観察してみることでとても可愛らしく面白い行動をとる虫がたくさんいることが分かります。
今回の子供達へ向けた森林の整備や森MAPを通して、子供達がワクワクしながら森や生き物に興味を持ってもらい、少しでも触れて知ってもらうことで自然や生き物を愛おしく思う気持ちが芽生えるきっかけになることを目指し活動を続けていきたいと思います。
この森に触れたことがきっかけで将来造園をしたいと思う子達がもしかすると増えるのではないでしょうか?