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執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

『腐葉土と堆肥』


腐葉土は、読んで字のごとく広葉樹が落葉し、微生物によって分解されてできた土です。

生ゴミやガーデニングの枯葉を庭などで発行させて自分で腐葉土を作る人もいます。

通気性、保水性、保肥性に優れているので他の土と混ぜ合わせて使うことで、土がふっくらと柔らかくなり良質の土を作ることが出来ます。


栄養分や微生物が少なくなり痩せた土を蘇らせたり、土の表面を3~4cm腐葉土で覆うことで、真夏の直射日光や冬の寒さ、雪、冷風などを遮断してくれるマルチング剤にもなります。その上病原菌や酸度の強い雨や水が、直接植物や作物に浸透するのを防いだり雑草が生えるのも防いでくれます。ただし腐葉土が全体の30%を超えると通気性や水はけが良すぎて逆に植物にとってマイナスに作用するので、与えすぎにも注意が必要です。

一方の堆肥は肥料で、色々な種類が存在しており、材料によって性質も異なっています。

腐葉土と間違われやすいのものにバーク堆肥があります。腐葉土は葉っぱや枯れ木が原料ですがバーク堆肥は樹木の皮が原料です。

腐葉土と違って堆肥を大量に使いすぎると『肥料焼け』という症状をおこし、生育が悪くなってしまうこともあります。

また未熟な堆肥を土に混ぜると窒素や酸素が奪われ植物が弱ってしまう危険があるので完熟かどうかを確認して与えるようにします。

牛糞堆肥などに含まれるアンモニア成分はバラなどが好んで吸収します。

腐葉土と堆肥も用途によって使い分けていきましょう。


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