みなさんは緑のカーテンというのをご存知でしょうか?
緑のカーテンとは、ツルを伸ばす植物を支柱に絡ませたり、ネットに這わせたりして、緑の葉っぱが家の窓や壁を覆うように育てたものです。
すだれやよしずと同じように日陰を作ってくれ、また風通しも良いですが、緑色が景観的に良いという理由から近年よく見かけるようになってきました。
この緑のカーテンには夏に活躍するいくつかの特徴があります。
まず一つ目は、先ほど述べたように緑の葉っぱが生き生きとして景観的に美しいという点です。そして二つ目は、緑のカーテンに使われる植物たちからは、花や実を楽しむことができるという点です。代表的なものは、ゴーヤやアサガオ、ユウガオ、ヘチマ、ヒョウタンなどですが、それぞれが収穫や花の鑑賞といった要素も楽しむことができます。
そして三つ目、これは緑のカーテンの大きな価値となる要素でもありますが、生い茂った葉っぱが熱を発散させるという点です。葉っぱは日光を浴びると、表面にある小さな孔から水分を蒸発させて、熱を発散させてしまいます。これは人間の汗と同じ原理ですが、葉っぱも人間と同じように熱を発散させる仕組みを持っているのです。これが緑のカーテンの大きな特徴であり、価値でもあります。