冬なのにチューリップ?近年、花公園や自然公園での『アイスチューリップが見頃』というニュースを目にするようになりました。
アイスチューリップの観光名所は全国的に広まっているようで「国営ひたち海浜公園(茨木県)」や「ふなばしアンデルセン公園(千葉県)」「チューリップ色彩館(富山県)」九州でも「海の中道海浜公園(福岡県)」で12月下旬から1月上旬にかけて咲くたくさんのチューリップが見頃を迎えるようです。
チューリップといえば春の花の代表格ですが、冬に咲く「アイスチューリップ」は特別な品種というわけではなく、一度球根をポットの土に植え付けて根を成長させた後、ポットごと大きな冷蔵施設に長期間入れ、冷蔵施設から取り出して自然の温度環境に戻すことで、チューリップを開花させる手法なのだそう。チューリップに「アレ?春が来た?」と勘違いをさせて開花させるというわけですね。
一般のショップにも球根が出まわっており、栽培難易度も高くないので家庭のお庭やコンテナガーデンでも育てることができます。花が少ない冬場に咲く色鮮やかなチューリップは華やかで存在感もあるので、冬の花や植物と寄せ植えにして庭に明るさプラスできるのも素敵ですね。
また春咲きタイプの開花期間は1~2週間なのに対し、アイスチューリップは1か月近く咲いてくれるのも観光地にはありがたいポイントとなっているようです。
寒い日に陽だまりのように咲くアイスチューリップ、ぜひ注目してみてください。
チューリップ:ユリ科 / チューリップ属 別名:鬱金香(うこんこう)原産地:中央アジア-北アフリカ 初心者でも育てやすい花