暖かくなると、庭に青い星型のかわいい花が一斉に咲きます。球根から発芽し最初はひと株だった花が、数年のうちに庭のあちこちに広がり増えてきました。こちらも特に世話をしなくても毎年キレイに咲いてくれる、強い植物で繁殖力もとても高いです。
ハナニラという名は、葉からニラのような香りがするから、というのが理由のようですが、花の香り自体にはニラ香りはなく気になることもありません。
ただ草むしり時に葉をちぎってしまうと、結構強いニラの香りがしました。葉の形状も似ているので野菜のニラと間違えそうな感じはあります。
属性はヒガンバナ科ハナニラ属。赤い彼岸花のイメージともかけはなれたスタイルなのでちょっと意外ですね。別名でセイヨウアマナ、アイフェイオンともよばれ、英名はSpring Star Flower(春の星の花)Glory of the Sun(太陽の栄光)といった素敵な名前もついています。
日差しに向かって顔を向けたくさんの花が一斉に咲く姿は、太陽のエネルギーをたっぷりと充填しているようで、とてもパワフル。ただ花言葉はというと、「悲しい別れ」「耐える愛」といった少しネガティブなイメージのものが多く、英名とのギャッかなりあるようです。理由はわかりませんが、ブルーや白の薄いカラーの気弱さ、ヒガンバナ科というのが儚さのイメージにつながっているのかもしれません。生命力の強さ繁殖力の強さからいっても、私にはパワフルなイメージの花なのですが。