フラワーショップの店頭に美しく並んだシクラメンを見て購入してみたけれどなぜか育たない。
春まで咲くと言われたのにすぐにグッタリして枯れてしまう。
なかなか上手にシクラメンを育てられないという人は意外にたくさんいます。
一般的に大輪のものはデリケートなので室内で育て、小輪のものは比較的丈夫で屋外をと言われています。
最近は屋外の寄せ植えのために野生の品種に近い丈夫で育てやすいガーデンシクラメンなども人気ですが、今回は室内向けのシクラメンを上手に育てるコツをご紹介します。
大輪シクラメンを育てる一番のポイントは温度にあります。
シクラメンは元々雨季と乾季が存在するトルコやイスラエル辺りが原産の植物です。
このような場所が原産のシクラメンは高温多湿に弱く、花を咲かせる最適な温度は5°C~15°Cです。
室内に置いていて株が伸びすぎたり葉が黄色くなったりするのは温度が高すぎるサインです。
また昼と夜の温度差が少ない方が株の痛みを防ぎやすく長持ちさせることができます。
少し寒いと感じる玄関先や廊下などに置いておくと育てやすいと思います。
水やりは土が乾いてからたっぷりとやるようにします。底面補給の場合吸い上げが不十分になると土の中の肥料が全体に行き渡らないのでたまに土の上から水をあげましょう。
シクラメンの球根は湿気に弱く、水がかかると腐りやすくなるので、水やりの回数を少なめにあげるときにたっぷりとあげるのがポイントです。
開花中肥料切れにならないように注意しましょう。固形肥料の場合は1~2ヶ月に1回液体肥料の場合は週1回ペースで肥料を与えます。
今年こそは上手に育ててシクラメンと共に春を迎えましょう。