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執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

強さとやさしさを合わせもつハーブ。甘いりんごの香り ジャーマンカモミール

花壇の隅に小さいカモミールが発芽しているのを発見し、プランターに移しました。背丈10センチほどのミニサイズですが、かわいい花が咲いています。


これもまた数年前に実家からもらったひと株の名残、静かに生き残っていた根から自生した力強いハーブです。今年こそはきちんとお世話して増やしたいと思っています。


わりとポピュラーなハーブなので、シャンプーや化粧品に入っている成分、またハーブティの代表としてご存知の方も多いかと思いますが、実はカモミールは2種類あります。ひとつは写真の「ジャーマンカモミール」和名カミツレ、キク科コシカギク属、一年草のハーブで可憐な白い花の真ん中に黄色の中空、そこが成熟すると盛り上がってやがて花びらが反れて丸いボールのようになっていきます。


花には甘いリンゴの香りですが、葉には香がありません。風邪、頭痛、下痢などに薬用としても利用され、ストレス緩和のハーブティとして人気があります。もうひとつは「ローマンカモミール」で同じキク科ですが属性がローマカミツレ属。


花の様子はとても似ていますが、少し大きめで黄色い部分の盛り上がりはありません。花以外に葉や茎からもリンゴの香りがある常緑の多年草、「植物のお医者さん」と呼ばれるくらいまわりの植物をも元気にしてくれると言われています。


アロマテラピーで精油として使われるのはローマンカモミールが主流のようで、緊張した筋肉を緩める効果があり、子どもや女性の月経ケアや更年期ケアにもよく使われます。やさしい香りでリラックスしたいとき、カモミールはおすすめですよ。

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