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  • 執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

難を転じて福を成す、縁起木「ナンテン」

江戸時代から人気の古典園芸植物、難を転じる、という意味に由来する「南天(ナンテン)」の木。


難を転じて福を成す、縁起木「ナンテン」
難を転じて福を成す、縁起木「ナンテン」

冬でも濃いグリーンの葉が生い茂り実は赤く色づく活き活きとした姿、関東以西では自生しているほどの強い生命力。縁起木や厄除け、魔除けとされた理由はそのパワフルな姿からも納得できます。手がかからず栽培しやすい点からも庭木に向く樹木で、生け垣として植える他、小ぶりに剪定して盆栽などでも楽しむことができます。


また風水学や家相学上からの、禍が入りやすい場所、方角の不浄や穢れを払う為に縁起木を植えるという考えに沿って、裏鬼門と呼ばれる住居の南西側や玄関、トイレの脇に南天を植えている方も多いようです。


赤い実を観賞できるのは冬場11月~2月頃、また5月~7月の開花時期には白い小さく可憐な花も見ることができます。原産国は日本、中国、東南アジアとされるメギ科ナンテン属。


「南天のど飴」の名称でも親しまれている植物ですが、南天の果実は乾燥して咳止めや喘息の漢方薬、南天実(なんてんじつ)南天葉(なんてんよう)として使われます。


また葉にも殺菌効果、腐敗効果が言われている為、昔から赤飯の上に乗せる、魚の食中毒予防、乗り物酔い対策として生の葉を噛むという方法も行われてきました。そういわれてみるとお赤飯にプラスチック製の葉が添えられていることがあります、あの葉っぱも昔の南天の葉を載せた名残なのですね。



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