ナルキッススはギリシャ神話の青年の名、泉に映った自分の姿に恋い焦がれ花に身を変えてしまったお話、聞いたことがありませんか?スイセンがその花だとされています。
ナルキッスス・ブルボコディウムというちょっとユニークな名前の花ですが、英名をペチコート・ダフォディル、ダフォディルはそのスイセンです。園芸店ではそのかわいらしい名称で呼ばれていることも多いようですね。
写真はうちの庭に置きっぱなしの鉢にキレイに開いた花で、青い花はハナニラです。実を言うと私はこの花の名前をずっと知りませんでした。
毎年、冬の間は何にもない鉢から、緑の細い葉が伸び気温が上がったある日突然ラッパ型のユニークな花が咲くので、毎回ちょっと驚きます。10年以上、毎年春が来るときちんとかわいい花を咲かせてくれていて球根で発芽し越夏、越冬し、水やりも雨まかせでも春になると花開く、とにかく強い植物です。
スイセンの花言葉は神話から由来した「ナルシスト」「自己愛」「うぬぼれ」といったものが多いですが、欧米などでは「希望の象徴」としてスイセンの花がシンボルとして使われることも多いです。
このペチコートスイセンも小さいけれど、力強くイエロカラーの花びらは新緑にも映え鮮やかで、見ているだけでも元気をもらえる小さな希望のよう。また来年の開花してくれるかな?楽しみです。