3月15日は「オリーブの日」。昭和天皇が昭和25年3月15日に香川県小豆島でオリーブの種まきをされたことに由来し制定された記念日です。
小豆島は日本初のオリーブ生産地とも言われ、現在もオリーブオイルは特産品。御手蒔きされたオリーブの樹木は道の駅小豆島オリーブ公園と小豆島オリーブ園にあり、成長した樹のうちの１本を見ることができるそうです。記念日と共にイベントやオリーブオイルや加工品の販売も行われているようなので、観光旅行を兼ねて訪れるのもいいですね。
オリーブは「平和」や「知恵」、また「幸福」のシンボルとされ、縁起のよい樹木として結婚式やお祝いの席、勝利の象徴としてスポーツ競技の場でもよく使われます。
ポジティブな要素の言葉は、旧約聖書のノアの方舟やギリシャ神話の女神アテナとポセイドンの話からの由来とされ、樹齢数百年といわれる樹木もある長寿で強い植物の性質、オイルをはじめとした人に役立つ多彩な利用価値と効能、また樹形や常緑の葉、果実の美しさも理由となっているよう。
ヨーロッパでもオリーブの枝を「魔除け」として玄関に飾ったり、花嫁のブーケに忍ばせたりする風習があり、風水的にも邪気を払う陽のエネルギーが強い植物として玄関に置くのがよいとされます。
ガーデンのシンボルツリーとしても人気が高く、常緑樹木としての美しさ、5月~6月に咲く小さな白い花、秋の果実、と季節を通して景観が楽しめます。ガーデニングショップにも苗木がたくさん出まわっているので、お好みの品種を選んで春の植え付けを検討してみては。
オリーブ：モクセイ科オリーブ属 原産地：地中海・中近東・北アフリカ