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赤い実がかわいい!と思ったら…実は。人気の斑入り十両ヤブコウジの人工実付き

執筆者の写真: 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

新年を迎えるタイミングでよく見かける縁起物植物「ヤブコウジ(十両)」。


赤い実がかわいい!と思ったら…実は。人気の斑入り十両ヤブコウジの人工実付き


万葉集にも登場するほど古くから日本人に愛され、江戸時代の大流行で多くの品種が登場、明治時代の全国ブームでは投機対象とまでになり大金が動くほど…人々を熱狂させる魅力をもつ植物です。


特に人気が高いのが斑入りのヤブコウジで、グリーンに白やクリーム色の入る葉のコントラストが美しく華やか。その斑入りヤブコウジ、ショップに並んだ苗木にはキレイな赤い丸い実が。見事な実だなぁ、とよく見ると…<人工実付き>と札がありました。


プラスチックのような素材でできた人工物の飾り果実。そう言われて観れば、枝も鮮やかな赤だし下へぶら下がるようにつくはずの実がスラッと上向きに付いていますので、確かに自然の果実ではありません。


でもまぁ一見するとバランスがとれていて、お正月飾りとして玄関や床の間に置いてあっても気づかないかも。斑入りヤブコウジを改めて調べてみても、花が咲いた!という体験談や画像はでてくるものの、やはり<斑入りヤブコウジは実がなりません>と表記販売されているもの多数。斑入り品種は光合成能力が低いことで結実しないことが多いようです。


実が付かないのはちょっと残念ですが、日陰でも育つたくましさ、シェードガーデンのアクセントにもなる斑入りヤブコウジ、やはり魅力的ですよね。


ヤブコウジ:サクラソウ科のヤブコウジ属 原産地:日本・朝鮮半島・台湾・中国

開花期は7月~8月 常緑性で日陰でも育つ低木で庭木としても人気です。


お正月飾りに使われる、十両(じゅうりょう)の名でも親しまれる縁起物植物。

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