冬の風景をパッと鮮やかに彩ってくれる花「サイネリア」。
マーガレットにも似た花姿、こんもりとボール状に重なりたくさんの花をつけるのでボリューム感があり、淡いピンク、濃いピンク、赤、紫、白、ブルーと花色も豊富。発色が鮮やかなので遠目からもよく目立ち華やかさが演出できるので玄関やポーチ周りに置かれていることも多い人気植物です。
世界には200種以上がある品種が多い花でもあり、代表的なのは「ケイカシリーズ」「ティアシリーズ」「ジェスターシリーズ」「セネッティ」など。
寒さに強く、冬場に苗よりも鉢植えで流通することが多いようです。
サイネリア:キク科ペリカリス属、原産国はアフリカ、カナリア諸島。そもそもは「シネラリア」という名で流通がありましたが、日本語では「死」を連想させ縁起がよくないとされ、サイネリアの呼び方に変わってきたようです。
また切れ込みのある大きな葉が蕗(フキ)に似ていること、桜のようにたくさん花をつけることでフキサクラ、花姿は菊に似ているのでフキギク、さらに蕗を縁起のよい「富貴」に変えて「富貴桜」「富貴菊」という和名もつけられました。
時期的にも卒業式や卒業生に贈る花鉢としてもよく利用されるそうで、縁起の良いイメージの名前がより似合う気もします。
淡色の他グラデーションカラーや虹の目咲きというユニークな配色など、バリエーションが豊富なのでシーンに合わせた品種を贈るのも良さそうです。