濃いピンク色の梅に似た可愛らしい花。よく「マヌカハニーの木」として販売されている「御柳梅(ギョリュウバイ)」です。

和名である御柳梅の由来は、葉の形が「御柳(ギョリュウ)」という樹木の葉に似ていること、花のカタチは梅よく似ていることからきています。
店頭で「マヌカハニーの木」と表示されていることも多いので「この花から採れるハチミツがマヌカハニー」と思ってしまいそうですが…実際はマヌカハニーの蜜源となるのはギョリュバイの亜種でカティカティ(Kati Kati)など特定の数品種。
マヌカハニーは世界で最も高級なハチミツ、ハチミツの王様、とも呼ばれる希少な蜜で、強い抗菌作用、抗酸化作用があり健康や美容によいとされています。マヌカハニーは本来ニュージーランドに自生するマヌカツリーから採れる厳選されたハチミツを指し、花は白。日陰では育たず、開花時期は12月の約4週間のみということもあり希少性も高いのですね。
残念ながら日本のショップでよく見かける画像のギョリュウバイは観賞用となりますが、鉢植えとしてプレンゼントにも人気の植物となっています。
バンクシアやワックスフラワーなどと同じオーストラリアのワイルドフラワーで、花言葉は「華やいだ生活」「濃厚な愛」「蜜月」。花の少ない冬場にも咲き、開花期間も長いこと、地植えでも栽培できるので庭木や生垣に利用するのもおすすめです。
御柳梅(ギョリュウバイ):英名Manuka フトモモ科 ギョリュウバイ属
原産地:ニュージーランド、オーストラリア 開花期は11月~5月
抗菌力免疫力効果の高いとされるマヌカハニーの原料となるマヌカの一種