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執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

さくらんぼ?花の終わりにつくグリーンの果実 桜の実

今年の桜は天候にも恵まれ長く美しい花を楽しめた気がします。お花見自粛の要請がでたので桜スポットの公園も信じられない静けさでしたが、その分ゆっくりと桜を鑑賞している方が多かったように思います。


花の終わりに桜の木をよくみてみると、グリーンの小さな実がついていました。これはサクランボ?なのでしょうか。もちろんあの佐藤錦みたいな高級果実とは違うと思いますが、赤く熟して食べられたりするのかな?


結実していた桜は、たぶんソメイヨシノ。調べてみるとソメイヨシノは基本的に結実しないそうですが、どこからか飛んできた別の種類の桜と交配して実がなることがあるようです。


おそらくこの木も遠くの山桜などから飛んできた花粉が受粉したのでしょう。調べてみるとソメイヨシノはひとつの桜から増やされたクローン桜なので、クローン同士同じ遺伝子をもつ桜同志では不稔、桜の木に育つことはないとのこと。これを「自家不和合性」と呼ぶのだそうです。クローンなんていう言葉がでてきてちょっとビックリしますが、1つの木から日本中に桜が増えていったと思うとスゴイなとも感じます。


肝心のこの桜の実の方ですが、熟して赤黒くなることはあるようですが、種を蒔いても育つこともなく、食べてもおいしくないらしいです。ちょっと残念。でも小さな実はとてもかわいいので熟して色変わりする様子をまた見に来てみようかなと思っています。

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