後ろ姿もかわいい「Tete a tete」という名前の15cmほどの小さなスイセン。「ティタティタ」「テータテート」「チタチタ」など色々な呼び方があるようですが、どの音も可愛らしい響きですよね。
![“ないしょ話”という名の小さな水仙。Tete a tete(ティタティタ)ミニスイセン](https://static.wixstatic.com/media/b920f5_f8b6275dba424285bb196329800a2b4a~mv2.png/v1/fill/w_980,h_683,al_c,q_90,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/b920f5_f8b6275dba424285bb196329800a2b4a~mv2.png)
フランス語ではtête-à-têteは「ナイショ話」の意味があるそうで、小さなスイセン達がたくさん咲くと、顔を寄せ合ってこっそりおしゃべりしている雰囲気に。
ショップやご近所のお庭でも見かけるので新しい品種かと思っていたら、1949年には誕生していた記録があり、世界で愛されている歴史ある植物のようでした。球根植物なので、花が終わって植えっぱなしでも数年は花をつけてくれます。耐寒性も高く分球して自然に増えるのでスペースが許すなら庭に地植えして仲間が増えていくのも楽しめますよ。
スイセンの花言葉としてギリシャ神話に登場する美少年ナルキッサスの逸話から由来する「自己愛」が知られていますが、スイセンがもつ毒に由来してナルケー(麻痺の意)からナルシストに繋がった説もあるようです。
花のない時期はグリーンの葉をノビルやニラと間違えて誤飲する危険、ペットが食べて中毒を起こす危険もあるので毒性にはご注意を。
お部屋に置いても心配がない場合は、鉢を小さなバスケットに入れ屋内での栽培や球根ごと小さなビンやお皿に入れ水栽培の要領で飾ってみるのも素敵な雰囲気になりそう。
和にも洋にも映える鮮やかなイエローカラー、寒い冬の季節でも部屋を明るくしてくれそうです。
水仙(ティタティタ):ヒガンバナ科スイセン属(ナルシサス属) 原産地:欧州南部、地中海沿岸 和名:日本寒水仙(ニホンカンズイセン)、雪中花(セッチュウカ)