寒い冬の間にも可憐な花で花壇を華やかに彩ってくれる「ガーデンシクラメン」。サクラソウ科シクラメン属、原産地は日本です。
シクラメンの開花時期は10月～4月とまさに冬の花のイメージなのですが、大ぶりな品種のシクラメンは実は寒さに弱い花、室内で育てるのが推奨されています。
シクラメンの愛好者は昔から多く、毎年次々と新品種が発表されるのですが、そんな中で小ぶりなサイズの小輪系に分類される「ミニシクラメン」が誕生し、さらに寒さに強い品種、冬でも屋外で栽培できる品種として、この「ガーデンシクラメン」は生まれました。最近ではビオラやパンジーなどと並んで、冬の花壇を彩る花、春まで楽しめる花として人気です。
雨や強い寒風を避け、程よく日光があたる場所であれば、さほど手もかからず、上手く育てれば何年も花を咲かせることもできますし、花のふちと内で色の違うタイプやフリンジのようになった可愛らしい花など、ガーデンシクラメンの品種も増えているので、好みのものを探してみるのも楽しそうですね。
シクラメンの花言葉は色別に、赤は「嫉妬」白は「清純」ピンクは「内気」「はにかみ」という言葉が並びます。少しうつむきがちに下向きの花を咲かせる様子から、ちょっと遠慮がちな愛情のイメージがわくのかもしれません。
小さく可憐な花を咲かせる植物ですが、寒さを乗り越える強いパワーを秘めたガーデンシクラメン。見ているだけで元気をもらえそうです。