別名ダイヤモンドリリー、キラキラと光り輝く宝石のような花「ネリネ」です。光にあたった花びらが光沢を放ち美しく光るのでダイヤモンドに例えられました。
また花のスタイルが彼岸花にも似ているため姫彼岸花(ヒメヒガンバナ)とも呼ばれます。
ヒガンバナの仲間のリコリスと近縁でヒガンバナ科の有皮球根植物、葉のないスラリとした茎に花がつく姿、花後に葉が出て5月頃には枯れ、夏に休眠する性質も彼岸花と同じですね。
開花期も長く花もちもよいので鉢植えで育て、冬の彩り植物として飾るのもおすすめ。陽当たりよく風通し水はけのよい場所を好み、寒さには弱いので冬場は霜のあたらない場所に置くようにします。
花言葉は「また会う日を楽しみに」「幸せな想い出」、そしてギリシャ神話の女神ネレイデスの逸話にちなんだ「箱入り娘」なんていう言葉も。父親の海神に溺愛され海底洞窟に閉じ込められた女神…その美しさは神界のうわさにのぼるほどだったようですが、大事にされすぎて箱入りにされ自由を奪われた彼女、ちょっと可哀そうな気もしますね。
ラメ入りのようなキラキラ華やかさのあるネリネ、秋冬のガーデンの賑わいにはもちろん、切花やアレンジメントに使う花としても人気。ダイヤモンドのような彼岸花、花の少なくなるこの時期を華やかに彩ってくれるネリネをお庭に室内に迎えてみてはいかがですか?
ネリネ:ヒガンバナ科ネリネ属 原産地:南アフリカ 原種は30種ほどあるとされ17世紀にイギリスに渡ってからヨーロッパを中心に品種改良が盛んに行われました。
開花期は10月~12月 草丈30~40cm 開花期が長く1か月近く花を楽しむことができます。