クリスマスをイメージさせるような濃いグリーンの葉に真っ赤な実をつけた植物「ピラカンサ」。

バラ科トキワサンザシ属、南ヨーロッパから東南アジア原産で、和名を常盤山査子(トキワサンザシ)、別名にピラカンサスと呼ばれることも。
品種によって実の色も異なり、トキワサンザシの赤、黄色い実をつけるタチバナモドキ、画像のように黄色の実もついたカラフルなものや、葉にピンクや白の斑が入いるハーレクイーンなどの種類もあります。
小さな果実が印象的な植物ですが、葉は常緑性で美しいグリーンを保ち、春の終わりから夏にかけては真っ白の小さな花も枝いっぱいに咲かせます。
枝には細かい棘がありますが、寒さ暑さにも強く、さほど手をかけなくても夏には花、秋から冬にたくさんの小さな実をつけ一年通して楽しませてくれるので、コンパクトな鉢植えや盆栽、庭木、生垣としても人気の樹木です。
白い花の花言葉はその愛らしさからか「愛嬌」。
目を惹くたくさんの鮮やかな色の実をつける様子からきたのか「美しさはあなたの魅力」という言葉も。
赤い実を収穫して洗浄、ドライにしたものをクリスマスリースに仕立てる方も多いようで、南天とならんでクラフト用に赤い実のみが販売されているのも見かけました。
ただ赤い実には毒性もあるようですので、(かなり苦味もあるそうですが)誤飲には注意したいところですが、鑑賞にもクラフトにもおすすめのピラカンサ、お庭に植えてみてはいかがでしょうか。