生け垣にグリーンと赤の美しいコントラスト。カナメモチという種類の樹木で秋から冬にも赤い葉をつけてくれるのは、ベニカナメモチ。
同じ枝からグリーンの葉と赤い葉がついているのは不思議な感じですが、鮮やかな色彩は青空にもよく映えて美しいですね。
現在の品種に改良されてからは乾燥にも強く水やりに気を使わなくてもよく育つそうで、家の周りの目隠しや柵の代わりに植える方も増えています。
ただ成長がよい分だけ枝の伸びも早く、頻度の高い剪定が必要だそう。背が高くなりすぎてしまうと根本がスカスカの状態になって生け垣の役目を果たせなくなりますし、美しい赤い葉は新芽の色なので、枝先をカットすることで、また赤い葉がでてくるようになります。
クリスマスカラーとしても定着した赤と緑の組み合わせは「補色」という色相環において反対にある色。補色は反対色なので色同士の差がとても大きいということ。
その影響でお互いを引き立てることになり人の目にはインパクトがあるダイナミックな組み合わせとして印書的な色となるのですね。
クリスマスの花として人気のポインセチアやアンスリューム、そういえばコンビニのロゴにも赤と緑が…。植物達は心理効果を狙ったわけではないのでしょうが、やはり魅力的に映るコンビネーションカラーです。