まさにお菓子のチョコレートのようなかわいい花を見つけました。
スイーツ好きにはたまらないチョコ色の素敵な花色です。
チョコレート秋桜(コスモス):キク科コスモス属、メキシコ原産の多年草で品種により5月頃から咲く夏咲き、10月~11月頃に咲く冬咲きの他、四季咲き性品種では夏と冬を休んで春から秋までが開花期となります。
ただ日本の高温多湿にはやや弱いようで、越夏越冬は難しいという記述も見かけました。
残念ながら原種のチョコレートコスモスは野生では絶滅しているようで、園芸店などに置かれているのは性質の強いキバナコスモスなどと交雑させた交配種。
深い黒褐色、濃厚な赤がメインですがピンク系やオレンジ系もあり、チョコモカ、ショコラ、キャラメルチョコレート、ノエル・ルージュなど響きももかわいい名称が多いです。
少し前からTVなどでも紹介され、そのシックな色とチョコレートの香りがする?!という魅力でガーデナーの中でも人気が高まっているのだとか。
出会ったこの花は残念ながらチョコレート!!…というほど強い香りではなかったのですが(満開期ではなかったせいかも)、パープル系や白の可憐で大ぶりなコスモスとはまた違う魅力の甘い香りも堪能してみたいものです。
検索していると、小説やコミックなどのタイトルに使われているワードもたくさんあって、ネーミングとしてもちょっと意味深い、魅力があるのでしょう。
花言葉はシックな色が連想させるのか「恋の想い出」「恋の終わり」…ちょっと寂し気な言葉でもありますが、物想う秋の鑑賞に、また同名の小説など読みながらの鑑賞などはいかがでしょうか。