12月に入るとガーデニングショップの店頭にはポインセチアがずらりと並びます。
毎年、華やかな赤と緑の鉢植えを見ると、クリスマス、年末…と何となく慌ただしい気持ちになりながらも、今年はどんな色、スタイルのポインセチアがでてくるのかとワクワクもしてきます。
ポインセチア:トウダイグサ科・ユーフォルビア属、メキシコ原産、日本には明治時代に渡来したといわれている植物。
原産国メキシコでは「ノーチェ・ブナ(聖夜)」と呼ばれ、ヨーロッパ、そして日本でもクリスマスを象徴する花として浸透しています。
本来は花の「赤色」(正確には色づくのは花びらではなく苞葉という部分)、葉の「緑色」、樹液の「白」の3色からクリスマスをイメージした鉢植えが生産され、アメリカのメディアなどを通じて人気となり広まったようです。
その人気とともに品種改良も進み、色も花サイズやスタイルもアレンジが増えています。
2020-21に登場した鮮やかな黄色カラーが幸せを運んできてくれそうな「イエロールクス」、またヒイラギのようなギザギザした形の白いポインセチア「アラスカ」や淡い上品なピンクカラーの新品種「ピジョン・オブ・グランデール」、サントリーフラワーズ育種の小ぶりで可憐な「プリンセチア」など、美しい白や落ち着いたシックカラーの人気も高い様子。
今年のぞいたショップでは、画像の定番の赤にグリーンのミックスカラーでまさにクリスマスツリーのように背の高いツリー仕立てにしたものが目を惹きました。
まだまだ進化の続きそうなポインセチア。今年の新品種や好みの花色、スタイルをチェックしてみてはいかがでしょう?