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執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

ビール1缶800円の時代が来るかも。大麦・ホップの品種改良進むビール大麦


「ビール1缶800円の時代がくる」そんな話が現実味を帯びるほどビール価格の高騰が心配されています。2024年8月の各ニュースで取り上げられていたのは、気候変動による農産物の品種低下や収穫量減少が懸念され、各ビール業界で「ビール大麦やホップの新品種開発」を急いでいるという話。


ビール1缶800円の時代が来るかも。大麦・ホップの品種改良進むビール大麦


昨今では若者のビール離れなんて風潮も聞かれますが、その上価格の異常高騰となると「誰もビールを飲まなくなる」「ビールは衰退の一途をたどる」と危惧されています。消費者にとっても、ビールが高級酒になってしまうのは悲しい限り。


各社開発を加速させているそうですが、サッポロビールは今年「雨への耐性、風味や泡持ちの良さを兼ね備えた大麦」の開発に成功。新品種は長雨での発芽リスクを従来の約7分の1まで抑えることができるそうです。


キリンホールディングス(HD)と東京大発のスタートアップ企業「CULTA」は、ホップを室内で栽培する技術を確立。1年に複数回の収穫も可能となります。


アサヒグループHDの子会社は、米マイクロソフトなどと協力し、ホップの生産国のチェコで最新技術を使って土壌や気候条件データを管理し効率的な生産につなげているということ。


もちろんこの気温上昇や異常気象は、ビール原料以外の他の農作物・全植物にとっても影響があるわけで、私たちの今後の食糧事情や環境全体に大きく関わっていること。環境へより意識を向けることと同時に、植物・農産物の改良や改革が進んでいることにも注目していく必要がありそうです。


大麦:イネ科オオムギ属 ビールには二条大麦、食用には六条大麦が使われます。

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