3月8日は国際女性デー。1975年に国連により制定された記念日です。女性の権利や公平で平和な社会形成を考える日として世界各地でイベントやワークショップが行われ、近年認知度も高まってきたのではないでしょうか。そのシンボルとされているのがミモザの花。

イタリアでは女性にミモザの花を贈る「ミモザの日」でもあります。ミモザには「感謝」の花言葉があり、日ごろの感謝「ありがとう」の気持ちをこめて妻や母、パートナー、そして友人や仕事仲間に花を贈る。気持ちをこめた可愛らしいイエローの花を受け取ったら、きっとひと足早い春が来たようなやさしい気分になれそうです。
ガーデニングショップでも苗木がよく見かけられるようになりましたが、ヨーロッパでは「ミモザ」はフサアカシアを指し、日本ではフサアカシアやギンヨウアカシアなど、黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の仲間の総称として「ミモザ」と呼んでいるようです。
耐暑性があり庭木としても人気の樹木ですが、種類によってはかなり樹高が大きくなるので場所の確保や毎年の剪定が必須。マメ科植物というのは意外な気もしますが、ユーカリやバンクシアと同じオージープランツでもあります。ユニークなスタイルやフォルム、質感に魅力を感じるオージープランツ愛好家も増えているようですし、バレンタインデーやホワイトデーとはまた違う「感謝を伝える」きっかけとしてミモザを贈ってみるのもよいのでは?
ミモザ(アカシア):マメ科アカシア属 原産地:オーストラリア
開花時期は2月~3月、5月頃まで フサアカシアは香水の原料としても利用されています