ライトパープルから濃い青紫、白いフリルの縁取りのかわいらしいこの花は「バラ咲プリムラジュリアン」のひとつです。
サクラソウ科のプリムラはとても種類が多く500種類以上の品種があります。
その中のプリムラジュリアンはプリムラポリアンサとコーカサス地方の原種を交配させた花で、画像の品種はサクラソウに似た従来の花型から進化したスタイルのバラ咲。同じプリムラでも、かなりイメージが違うので一見すると別の植物のようです。
カラーも種類豊富でガーデンショップにはピンクやクリーム色などパステル系バイカラーの花も揃っていてそちらもとても素敵でした。
本来は多年草植物のプリムラジュリアンですが、暑さに弱いので一年草として扱っているところもあります。開花時期は11月~4月までとかなり長く、冬場も花をつけ、咲き終わった花がらをこまめに摘み取ることで、次の蕾もつきやすくなるので、たくさんの花を楽しむことができます。
寒さには比較的強い品種ですが、氷点下になるような気温のときは屋内に取り込んだ方が無難かもしれません。
プリムラは品種ごとに花言葉があり、プリムラジュリアンは「青春の喜びと悲しみ」、プリムラ全体の言葉も「青春のはじまりと悲しみ」「青春の恋」という言葉なので、青春期の輝きと儚さのようなちょっと情緒的な雰囲気。そんなイメージを膨らませながら好みのカラーを選んでみてはいかがでしょうか。