レモンの香りと美しい葉色のカラーリーフ。春の植付けにゴールデンレモンタイム

冬から春にかけてグリーンの葉に黄色の斑が入り、明るいライトグリーンへと変わっていくゴールデンレモンタイムの葉。表面に光沢もあり艶やかで柔らかく美しい葉色、この植物もまた春の訪れを伝えてくれるようですね。ハーブらしいレモンのような爽やかな香りも魅力です。

ハーブであるタイムの仲間ですが、料理やハーブティーなどによく使われるコモンタイムとは違い園芸品種として流通、鑑賞用カラーリーフとして寄せ植えや花壇の縁どりに利用されています。

冬場には濃いグリーンに変化しますが、春になるとまたゴールデンイエローの葉に。立性で縦に伸びて成長し、暑さ寒さにも強い性質。水はけ陽当たりのよい場所に地植えすればさほど手間もかからず育ってくれるので、ガーデニング初心者にもおすすめです。

4月~6月頃には小さなピンク色の花もつけます。タイムの花言葉は「勇気」「活動力」。

ギリシャ語で「勇気」を意味する「Thymon」に由来するといわれています。

タイムの歴史は古くその高い抗菌性、防腐効果は薬用に飲食用にと珍重され、アロマテラピーオイルとしても人気のある香りのひとつ。効能にはウイルス性の感染症や膀胱炎、胃腸炎への効果、メンタル的にも気分の落ち込みや無気力感のケアに有効とされています。

ゴールデンレモンタイムは園芸品種ではありますが、春の美しい葉色と香りは魅力。ぜひ春の時期に植え付けしてみてはいかがでしょう。

ゴールデンレモンタイム：シソ科　ジャコウソウ属　原産地：地中海沿岸

草丈は10～20cmほど、立性の耐寒性常緑低木。開花期は4～6月、春または秋の植え付けに適しています。