2023年度より三重大学が提供する「SciLets」環境リカレントシステムに申し込みを行い今年からオンラインで受講していきます。
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三重大学が提供する「SciLets」は、地域や地球の環境問題、持続可能な開発目標(SDGs)について学ぶことを目的としたオンライン学術プログラムです。受講生はオンラインのビデオ講義でプログラムにアクセスし、コース修了後に科学・地域・環境人材アナリスト/エキスパートの認定を受けることができます。
また、異分野・異業種の環境技術や交流に関するOJTや共同研究などのオプションも用意されています。
庭の手入れを主に行っている私達も、地域や世界の環境問題や持続可能な開発目標(SDGs)について学ぶことは有益です。
これらの問題や目標を理解することは、庭師が庭で使用する植物や作業方法について十分な情報を得た上で決断するのに役立ち、環境や地域社会に大きな影響を与える可能性があります。
例えば、農薬や水を大量に使う植物など、特定の植物種や園芸技術が環境に与える影響を知っている園芸家は、より持続可能な代替策を選ぶことができます。
同様に、SDGsに精通している園芸家は、自分の仕事をSDGsの目標に一致させ、その達成に貢献することができます。
世界各国のガーデナー達の動向を見ると、貧困や不平等を減らすことに関心のある庭師は、低所得世帯に食料や収入を提供する庭を設計したり、庭の計画や管理に女性を参加させて男女平等を推進することができます。さらに、地域や世界の環境問題やSDGsについて学ぶことは、庭師が自分の仕事の幅広い背景を理解し、それが地域社会や地球の幸福とどのように関係しているかを理解するのに役立ちます。
環境スチュワードシップ
人間活動が環境に与える影響を緩和し、自然の生息地や生態系を保護することも、環境スチュワードシップに含まれます。これは、エネルギーや水の節約、廃棄物や汚染の削減、自然生息地や絶滅危惧種の保護、持続可能な土地利用や資源管理の促進など、さまざまな行動によって達成することができるものです。
さまざまな植物や手法が環境に与える影響について学ぶことで、より持続可能で環境への影響が少ないものを選ぶことができるようになります。例えば、地域の環境に適応し、水や肥料をあまり必要としない自生植物を選んだり、合成農薬の代わりに有機または自然な害虫駆除方法を使用したりすることができます。
コミュニティの構築
庭は人々を集め、地域社会の感覚を育みます。この機会を利用して、近所の人々と関わり、地域の問題に取り組むことができます。たとえば、地域の健康増進に関心のある庭師は、食べられる植物を植えた庭を設計したり、屋外で体を動かすためのスペースを作ったりすることができます。
SDGsについて学ぶことで、私達は、今日の世界が直面している課題、そして自分の仕事が貧困の撲滅、環境保全、平和と繁栄の確保といったグローバルな目標にどのように貢献できるかを理解することができます。
自然環境は、きれいな空気と水、肥沃な土壌、食料、医薬品、レクリエーションや美的価値など、人間やすべての生物にさまざまな恩恵を与えるため、環境スチュワードシップは重要です。
また、地球上のすべての生命を支える地球の自然の仕組みとプロセスを維持するためにも不可欠です。
私達は日々色々な環境問題、自然の仕組みなどを学んでいき、仕事に活かしていきたいと思います。