クリスマス、年末年始、お正月の飾り物として重宝されるのが葉牡丹(ハボタン)。
店頭に葉牡丹が並び始めると、年末やお正月が近づいたなと実感する方も多いのではないでしょうか。日本に渡来したのは江戸時代、当初は食用の目的があったようですが現在は観賞用としての地位を確立しています。丸葉系やちりめん系他とにかくサイズやスタイルが多彩、次々と新品種が登場する改良も盛んな植物です。
人気種のひとつ「プラチナケール」は一つの品種ではなく光沢があり葉にブルーム(白粉)がないメタリックな質感が特徴の葉牡丹の総称。F1ルシールや2012年に開発された初の矮性照葉品種「グロッシー レッド」など数品種があります。
グロッシー レッドは光沢のある鮮やかな緑の外葉に中心の濃紅色のコントラストがよく映え、ちりめん葉と切葉の中間程度の縮み葉。1株でもゴージャスな印象で存在感があり、寄せ植えにしても全体が映える良い雰囲気を醸し出してくれるので人気が高いそうですよ。
百花の王とも称される牡丹(ボタン)に似ていることから葉牡丹、牡丹は古来より縁起の良い花、幸福や富の象徴として好まれた植物で不老長寿の象徴でもあります。
ハボタン自体にも花言葉はあり「祝福」や「愛を包む」という祝いごとにもぴったりな言葉。小さめサイズをリースにしたり花束のように贈っても喜ばれるハボタン、好みの品種を見つけてプレゼントにするのもいいですね。
葉牡丹(ハボタン):アブラナ科 / アブラナ属(ブラシカ属)原産地:ヨーロッパ
耐寒性耐暑性があり栽培難易度も低いため初心者でも育てやすいカラーリーフ。日本の冬に欠かせない植物。