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執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

冬には赤い実。初夏には可憐な白い花姿 ピラカンサスの花

冬場にはオレンジ色や真っ赤な実がたわわに実るキュートな姿。一方、初夏のピラカンサスはこんな可憐な花姿を見せてくれます。樹木のそばを通りかかっても同じ植物とは気づかないかもしれませんね。


冬には赤い実。初夏には可憐な白い花姿 ピラカンサスの花


ピラカンサス:バラ科トキワサンザシ属、和名を常盤山査子(トキワサンザシ)、厳密にはピラカンサスは総称で主な品種に「トキワサンザシ」「タチバナモドキ」「ヒマラヤピラカンサ」があり特徴や姿もよく似ています。原産国は東南アジア・南ヨーロッパ。開花期は5月~6月です。


常盤山査子の名前は、一年を通して常緑であることから常盤(永久不変の意)、同じバラ科の山査子(サンザシ)と赤い実が似ていることからつけられました。


ちなみに山査子は胃腸を整える生薬としても利用され、アンチエイジング、血行改善、低血圧を緩和させることから認知症予防にも効果が注目されている健康植物です。ですが、ピラカンサス(常盤山査子)の赤い実の方は種に毒性もあるそうで食用には向かないようなので、あくまでも観賞用にとどめましょう。鳥たちは熟した実を上手に果実だけ食べてしまえるようですが。


性質は寒さ暑さにも強く、あまり手がかからない、一年を通して鑑賞できることもあり庭木に向くので生垣の利用、また小ぶりに整えた盆栽としても人気があります。


小さくてもたくさん咲く白く可憐な花の花言葉は「愛嬌」。また「美しさはあなたの魅力」という鮮やかなカラーの実をイメージされた言葉もあります。


初夏には粉雪が積もったような白い花姿、冬には鮮やかな可愛いらしい実、雰囲気の違うそれぞれの姿も魅力的なピラカンサス、お庭のグリーンにいかがでしょうか。

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