縁起のよい観葉植物としてすぐ思い浮かぶのが「金のなる木」ではないでしょうか。ステイホームで人気の観葉植物でもありますが、こちらのお店では金粉がふられゴージャスな葉に装飾された鉢植えがありました。
世界中に分布するベンケイソウ科に属する丈夫な植物、多肉植物の仲間で「カネノナルキ」は「花月」「紅花月(桜花月)」「黄金花月」「艶姿」などの俗称です。
「成金草」「銭の木」などお金にまつわる名前で呼ばれるのは、肉厚の丸い葉がお金のように見えることからとも言われますし、昭和初期に流行った苗が小さなうちに5円玉を枝に指しておき、成長した木を、「枝にお金のなった植物」として売り出し大流行したという話が通説。これが本当なら思いついて売り出した方は、この木の恩恵で確かに相当なお金持ちになったのではないでしょうか。
花言葉は当然ながらお金にまつわる「一攫千金」「幸運」「富」という言葉が並びます。
また風水でも丸い葉をもつ植物は金運や調和をアップすると言われるので、ガジュマルやゴムノキ、金のなる木は贈り物にするにも自分のリビングや仕事部屋に置くのも縁起がよさそうですね。
寒さにはあまり強くありませんが、室内ならさほど心配もなく、乾燥に強く、水はけのよい土とたっぷりの日光で元気に育ち、園芸初心者でも扱いやすい植物。
艶々の葉や茎にはたっぷりとした水分を含んでいること、差し芽にすると簡単に増やすことができること、そんな多くの特徴からもパワーを感じる植物です。