夏の終わり、ケヤキの木の枝に丸い実がいくつかついているのを発見。
日本を代表する樹木でもありますが、実がなるイメージはあまりないかもしれません。花は4月5月に咲く黄緑色の雌雄異花で花弁のない風媒花。目立たない地味な花です。花が散ると5mmほどの実をつけます。といっても大木だとかなり高い位置の枝につくことになるので、なかなか目につくことがないですよね。
欅(ケヤキ):ニレ科ケヤキ属、本州から九州全域、朝鮮半島、中国にも分布する落葉広葉樹、成長が早く街路樹や公園、神社や住宅の庭木としてもお馴染みで、春の若葉、夏のグリーン、秋の紅葉、冬木立、四季を通して美しい姿が尊ばれる樹木です。
ケヤキの葉は動物たちも好んで食べるのだそうで、近隣の動物園のHPには剪定後の大量の枝をもらって美味しそうにモグモグ食べているキリンやサル、ヤギたちが掲載されていました。人間は食べないようですが…どんな味なのでしょうね?
ケヤキの実について調べてみると、ちょっと不思議なことに「実の付いた葉は紅葉しない」という記載が。全体は紅葉しても実の付いた枝はそのまま茶色く枯れ、細い枝ごと地面に落下させる、という方法をとるのだそうです。
その理由は「種をなるべく遠くに飛ばすため」「枯れて枝ごと落とすことでモミジのような翼果効果を狙う」という工夫だということ。
なぜその枝だけ紅葉しないのかはハッキリとわかっていないようですが、紅葉しないことで葉を落ちにくい状態に保ち、枯れて枝についたままの葉は羽根の役目を担っているということなのでしょう。
植物それぞれの知恵。知れば知るほど興味深くなってきませんか?
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