庭にある木々は、美しさや癒しを提供してくれる存在です。しかし、時には木の剪定や伐採が必要になることもあります。これは、木々を健康的に育てるために欠かせない作業であると同時に、周囲の安全確保のためにも必要です。
一方で、庭の木を切ることには、「不幸を呼び込む」という言い伝えがあります。これは、木は自然界と人間界を繋ぐ存在であり、切られることによって、その繋がりが断たれるためと言われています。
しかし、樹木を大切にすることは、切ることを躊躇しているだけではなく、普段の心構えから始まります。
まず、樹木は人間と同じように生きている存在であることを意識し、親しむことが大切です。木々がどのような成長過程を経て、どのような役割を果たしているかを理解し、それを大切にすることが必要です。
また、木々を育てるためには、適切な手入れが欠かせません。剪定や伐採は、木々を健康的に育てるために必要な作業であるため、その方法や時期を正しく理解し、行うことが大切です。さらに、剪定や伐採を行う際には、周囲の安全確保や、切った木材の処理にも配慮する必要があります。
伐採した後の切り株からまた芽を吹かせて更新するやり方もあります。萌芽は、植物が根や切り株から新たな芽を出す過程のことです。これは主に樹木がダメージを受けたり、切り倒されたりした場合に発生します。萌芽のメカニズムは、植物の生き残り戦略の一部であり、特に樹木にとっては再生能力を高める重要な方法です。
今では少なくなりましたが、昔の日本では里山と呼ばれる人と自然が共生する地域が多くありました。
里山では、天然更新という方法を用いて樹木や森林の管理が行われていました。天然更新とは、自然の力を利用して森林が自己修復・再生するプロセスです。伐採後、自然に生える植物を選択的に育てることで、森林の健全な状態を維持し、多様な植物相と生態系を支えていました
樹木を大切にする心構えは、庭だけでなく、森林や公園、街路樹など、あらゆる場所で必要とされます。樹木が人々に与える恩恵を理解し、それを守るためにも、普段から樹木を大切にする意識を持ち、適切な手入れを行うことが大切です。
最後に、庭の木を切ることが必要になった場合には、専門家の助けを借りることをお勧めします。適切な技術と知識を持つ専門家に依頼することで、木々を健康的に育てることができ、周囲の安全確保もしっかりと行うことができます。
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