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執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

憂鬱な気分を和らげる。先住民のお守りハーブ 「アニスヒソップ」

ラベンダーのような藤色のふんわりとした花穂が印象的なアニスヒソップ。6月頃から暑い時期を越えて、ガーデンに涼やかな彩りを添えてくれます。


憂鬱な気分を和らげる。先住民のお守りハーブ アニスヒソップ


アニスヒソップ:シソ科カワミドリ属、アメリカ·カナダ原産、開花期が長く葉の香りが高いハーブ。こぼれ種からも増え環境が合えば群生することもあり、蜜源植物としても利用されています。


古代から薬用スパイスとして利用されていたセリ科のアニスに香りが似ているから、アニスヒソップ。当時ローマやイギリスではアニスも希少な植物でしたが、アニスヒソップも北米で大切にされてきたハーブです。


アメリカ先住民たちは、のどの薬としてアニスヒソップを珍重し、シャイアン族は「憂鬱な気分を和らげるお茶」に、クリー族とオジプワ族はお守り袋に入れて大切に持ち歩いたといわれます。


アニスに似たスッとした清涼感のある香り、フレッシュでもドライでもおいしいハーブティ。甘さとスパイシーさをもつものの、クセが少なくさっぱりとしているので飲みやすいタイプだと思います。ちょっと落ち込んだ気分のときでも、この香りで気持ちもスッキリ整えられそうな頼れるアロマ効果はうれしいですね。


ハーブティだけでなく、葉と花をサラダとして食べたり、焼き菓子やスイーツの香りづけに使ったり。スラッと伸びた花穂を切花、またドライフラワーやポプリ、リースにするなどクラフト素材としてもおすすめの植物。


アニスヒソップの花色は紫色の他にも白やオレンジ色もあります。耐暑性もあり丈夫で栽培しやすい植物なので、かわいい花を観賞しつつ、のど、風邪の不調から守ってくれるお守りハーブとしてお庭で育ててみてはいかがでしょう。

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