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  • 執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

早咲き桜の代表。大きな花びら鮮やかなピンク色 河津桜

桜のシーズンといえば3月から4月、日本の8割を占める桜の品種ソメイヨシノの開花時期には毎日のようにニュース番組でも桜が話題になりますね。


早咲き桜の代表。大きな花びら鮮やかなピンク色 河津桜


そのソメイヨシノより一足先に開花するのが早咲き桜の代表格「河津桜(かわづさくら)」。


静岡県賀茂郡河津町に咲く、濃いピンク色と大きな花びらが美しい日本固有の桜です。


画像の桜は園芸用に鉢植えで育てられた桜ですが、河津桜の樹木の開花は伊豆の温暖な気候のおかげなのでしょうかまだ寒い冬場の2月上旬。満開期は1週間から10日ほどですが開花期は長く1か月ほど楽しめるため、毎年河津町の桜まつりには期間中100万人もの観光客が訪れるというのも納得です。


ただし開花予測がとても難しいことでも有名で、お正月に咲いた年もあれば2月中旬という年もあるのだとか。観光関係の方にとっては悩ましい植物ともいえそうです。


早咲きのオオシマザクラ系とヒカンサクラ系の自然交配種だと推定されていますが、1995年(昭和30年)に雑草の中から偶然発見されたという苗、原木は今でも発見者の庭にあるそうで、この美しく希少な桜のルーツを観たいと訪れる方も多いそうですよ。


河津町の公式HPでも美しい花の風景と開花状況や観光情報がアップされています。河津川沿いの8000本の桜並木、ライトアップされた艶やかな雰囲気の夜桜、また黄色の菜の花と一緒に咲き乱れるピンクとイエローのコントラストも圧巻。


遠方に出かけることが難しかったここ数年、そろそろどこかに観光しようかなという方も増えているのかもしれません。桜のみならず普段はなかなか見ることができない植物達に会いに行く旅の企画などいかがでしょうか。

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