モフモフのふんわりした秋の花ケイトウ。花壇やお店でもよく見かけるポピュラーな植物ですがケイトウという名前の由来は「毛糸」に似ているからだと思っていた人、意外といるのではないでしょうか?音とフワフワの見た目、まさに毛糸のイメージとピッタリですよね。
でも正式名は「鶏頭(ケイトウ)」。なので毛糸ではなくニワトリのトサカの意味。鶏冠花(ケイカンカ)という和名もあるようです。日本には古い時代に入ってきており、万葉集にも「韓藍」という名で登場、第二次世界大戦終戦時にインドから持ち帰られた真っ赤な花がニワトリのトサカに似ていたことから由来してケイトウと呼ばれるようになったそうです。
トサカ系、久留米ゲイトウ、ブルモーサ系、キルドシー系ヤリゲイトウ、ノゲイトウなど4~5種類に大きく分類されますが、まさにニワトリの頭のようなスタイルやキャンドルのようなシュッとしたスタイル、園芸品種も多く60種類以上あり、赤、オレンジ、黄色、ピンクなど色展開もカラフルです。
「ケイトウ」は「毛糸」と関係ないものか?…とシツコク調べてみていると、どうやらあの有名毛糸メーカーハマナカ手芸糸さんに「ケイトウ」という名の毛糸を発見。現在は廃盤?になってしまったようですが、ケイトウの花のようなちぢれたフリル状の変わった毛糸です。まさにケイトウの毛糸!フリマ出品でいくつか画像が見つかるので興味のわいた方は、よかったらチェックしてみてください。