自然や生物に触れる機会が増え動植物に興味関心をいただき内なる自然と向き合う場所ビオトープ。
周辺地域の生態系バランスに合わせたビオトープや逆にビオトープ内の生態系を縮小して管理する
手法などビオトープの概念は様々あります。
今回は自然環境教育の一環として、当初は砕石敷きの予定だった所に花崗岩の菰野砂利を入れさせてもらいました。
鈴鹿山脈北部の御池岳を源とした員弁川の支川で嘉例川が学校横に流れており、沿川に水田地帯が広がりとても自然豊かな所で学校内の森林も植生豊かな土地です。
学校横の嘉例川は員弁川に合流して木曽三川と平行して流下し伊勢湾に注ぐ二級河川であり、治水の歴史を調べると古い洪水記録では天明2年(1782年)に農民一揆を起こした大水害の記録が残っています。
また昭和34年に東海地方を中心に全国的に被害をもたらした伊勢湾台風などの被害が起き本水系は土砂生産量が非常に多く土石流災害なども頻発していた記録もあります。
このような災害は学校教育でも教えられる事だと思いますが、学校内敷地の森林やビオトープを活用して、日本や三重県の歴史も学ぶ事ができるような仕組みが組み込まれている歴史と環境学習ができるビオトープとして現代や未来の子供達に歴史なども伝えていけるような空間になれば嬉しいです。