「マム」と呼ばれる人気の洋菊。種類も色数も豊富で育てやすいこと、切花、アレンジでも楽しみやすい定番花としてお店での扱いもかなり増えています。
特に夏が終わり、9月、10月に近づくとガーデニングショップには、ポットマム、ガーデンマムの花苗が豊富になります。10月~11月ごろに開花させるためのガーデンフラワーとして買い求める方が増えるようですね。
ガーデンマム:キク科デントランセマ属、海外で品種改良され日本に逆輸入ともいえる状態で入ってきた品種を、総称して洋菊(ガーデンマム、ポットマム、スプレーマムなど)として扱います。
品種により草丈や花のサイズにも差はありますが、画像の花はガーデンマム ジジという八重咲、ポンポン咲きの可愛らしい品種。コーラルやオレンジ、スノー、ダークピンクといった少しシックな落ち着いたカラーラインが魅力です。
画像にもふっくらしたつぼみがたくさんついていますが、株いっぱいに花をつけこんもりとした形に咲き誇るので、ひとつの花は小さめながらとても華やか。ひとつひとつの花色も素敵ですが、3色ほどがミックス植えされた鉢も人気のようです。
切花としても使い勝手がよく、一輪挿しでかわいらしく生けるもよし、花束やアレンジにしても他の花や葉物との相性がよいので重宝。菊類は切り戻しを手折りにすると、繊維が立って水を吸い上げやすいので、ハサミをつかわずに手で折るようにするとよいそうです。
丈夫でガーデニング初心者にもおすすめ。育てて、咲かせて、飾ってと、長く幅広く楽しめる洋菊ガーデンマム、秋のお庭やお部屋の華やぎにとりいれてみてはいかがでしょう。