ひょんな事から我が家にやってきた6匹の烏骨鶏。本など見ながら生態や飼い方を学んでは日々ウコちゃん達と会話しながらどの様な食べ物や住処が良いのか模索しております。 私達の仕事とも相性が良発酵土壌作りなどは植栽にも応用できます。 今回は普段与えている餌の紹介です。
最初に迎えた時はこんなに小さかった。可愛らしいですね。
烏骨鶏の栄養管理においては、バランスの取れた食事が非常に重要です。食事には好き嫌いもありあまり食べないものもありますが、工夫すると食べてくれるものもあります。以下はうちのウコちゃん達に与えている飼料です。
気づけばこんなにおっきく。今回の餌の内容は成鳥向けです。
主食 朝一回 16時頃に確認して全て食べ切っていれば夕方与える
玄米: 玄米は良質の炭水化物源であり、長期エネルギーを提供します。また、ビタミンB群やミネラルが豊富で、健康維持に役立ちます。
プチトマト、マッシュルーム、ブロッコリー、小松菜: これらの野菜はビタミンとミネラルを豊富に含み、烏骨鶏の免疫力向上に貢献します。野菜は生の状態で与えることにより、消化酵素の活性も促します。
コーン缶詰: コーンはエネルギー源として優れていますが、缶詰の場合は添加物や塩分に注意が必要です。
冷凍コウロギ: 高タンパクで栄養価が高く、自然な食性にも合致します。烏骨鶏のたんぱく質源として適しています
デザート(大好物)朝一回
プレーンヨーグルトにアワダマ、グリーンフード、(レーズン、グリーンレーズン、マンゴ、イチジク)砂糖不使用
ナッツ類(塩なし)をミルで砕いて発酵竹パウダーを振りかける。 ナッツ類は養鶏農家さんに勧められて与えてみましたが最初は食いつきが良くありませんでしたが、ヨーグルトに混ぜると食べてくれました。
プルーンヨーグルトにアワダマ、グリーンフード、発酵竹パウダーを振りかける: プルーンは食物繊維が豊富で消化促進に役立ちます。ヨーグルトは腸内環境を整える効果があり、アワダマ、グリーンフード、発酵竹パウダーは追加の栄養素を提供します。
左の大きい卵は双子でした。
副食 鶏用自動給餌器に入れて
成鶏用飼料-ゴールド: 必要な栄養素をバランス良く含んでおり、烏骨鶏の成長に欠かせない主要な飼料です。粗たん白質:15.0%以上 粗脂肪:2.0%以上 粗繊維:6.0%以下 粗灰分:12.5%以下カルシウム:2.6%以上 りん:0.40%以上 代謝エネルギー1kg中:2700Kcal以上)
牡蠣殻石灰: カルシウムの豊富な源であり、骨の健康と卵殻の品質向上に寄与します。
プラスリンマルチ: 栄養補助食としての役割を果たし、消化を助け、全体的な健康をサポートします。プラスリンマルチ(牡蠣殻、御影石を小鳥用サイズに変更、キビ・カナリアシードに 9種類のビタミン、カルシウム、鉄分等を含有するラガー社製(ベルギー)“ミネビタン”を添加。 有効成分の効率摂取に加え、プラスリンに含まれる2種類の炭、食用うこんが食物の消化を助けます。)
東京飯塚農産 はちみつ入 あわ玉: 自然な甘味とエネルギー源を提供します。
百鶏園発酵飼料: 発酵飼料は腸内環境を改善し、消化吸収を促進します。 (非遺伝子組み換え&ポストハーベストフリーのとうもろこし・大豆粕を使用しています。 ②原材料を1つ1つ単品で仕入れ、全て手作業にて配合しています。 ③飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律に規定されている飼料添加物が一切入っておりません。 ④シイタケ菌床廃を配合することで一般的な飼料よりも繊維質が豊富に含まれています。 ⑤モミガラ、小石を配合することで筋胃の活動を促進します。)
個体により殻の色、黄身の色、味が違います。卵を生みすぎる時は義卵で調整。
水に混ぜる添加物
EM菌: 腸内環境の改善に役立ち、健康維持に寄与します。
ネクトンS: 広範囲のビタミンとミネラルを提供し、烏骨鶏の栄養状態を向上させます。 【1kgあたりの栄養添加物】ビタミンA(6,600,000 IU)、ビタミンD3(10,000 IU)、ビタミンE/酢酸α-トコフェロール(6,665 mg)、ビタミンB1/塩酸チアミン(670 mg)、ビタミンB2/リボフラビン(1,680 mg)、パントテン酸カルシウム(3,300mg)、ナイアシンアミド(10,000 mg)、ビタミンB6/塩酸ピリドキシン(670 mg)、葉酸(225 mg)、ビタミンB12/シアノコバラミン(2,000μg)、ビタミンC/L-アスコルビン酸(16,670 mg)、ビタミンK3/メナジオン重亜硫酸ナトリウム(1,330 mg)、ビオチン(30,000μg)、硫酸鉄(II)(3,000 mg)、硫酸亜鉛(1,220 mg)、酸化マンガン(II)(1,250 mg)、硫酸銅(II)(250 mg)、ヨウ素酸カルシウム(100 mg)【アミノ酸】リシン、メチオニン、グルタミン、アスパラギン酸、グリシン、ロイシン、アラニン、アルギニン、バリン、イソロイシン、トレオニン、ヒスチジン、シスチン、チロシン、プロリン、セリン、トリプトファン、ファニルアラニン【微量元素】硫酸第一鉄、硫酸亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、硫酸コバルト、硫酸マグネシウム【その他】ブドウ糖、香料、ヨウ素酸カルシウム、炭酸カルシウム、パントテン酸カルシウム、イノシトール(130mg)組成:デキストロース、炭酸カルシウム技術的添加物:ケイ酸
おやつ
ミルワーム、ジャンボミルワーム、ムカデ、シロアリ、幼虫、フトミミズ、シーボルトミミズ
特にシロアリとムカデ は大好物。
これらのおやつは優れたタンパク質源であり、烏骨鶏の自然な採食本能を満たすとともに、栄養的にもバランスの良い補足を提供します。特にミルワームやジャンボミルワームは、鳥類にとって非常に人気のある食品で、高タンパク質で栄養価が高いため、成長や健康維持に適しています。ムカデやシロアリなどの他の昆虫も、多様な栄養源として役立ちます。
タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルのバランスが良く、特に成鶏用飼料と副食の組み合わせが、基本的な栄養ニーズをしっかりとカバーしていると思います。また、デザートやおやつを通じて提供される追加栄養素は、烏骨鶏の健康をさらに促進してくれます。
消化の助けとなる発酵食品やプロバイオティクスの使用は、腸内環境の改善に貢献し、栄養素の吸収を最適化します。EM菌やネクトンSのような添加物は、必要なビタミンやミネラルを補給し、全体の健康をサポートします。
ただし、缶詰コーンなどの加工食品を使用する際は、添加物や塩分の内容を確認し、可能であれば自然なものに置き換える方が良いかと思います。個々の鶏の健康状態や好みに応じて微調整を行うことが重要です。
寒さに強いと言われてますが、やはり冬の外小屋は寒すぎるのでコルツヒーターで保温するとみんな
うとうとしてます。
他にも加えた方が良さそうな物
高品質のタンパク質源
魚粉:高タンパクでオメガ3脂肪酸を含み、健康な羽毛の成長と全体的な健康をサポートします。
乾燥赤虫:水鳥の飼育において一般的に使用され、高タンパク質であり、自然な食事の一部として好まれます。
繊維質と消化を助ける成分
リンゴ酢:少量を水に混ぜて与えることで、消化を助け、内部寄生虫の予防にも役立つとされています。(幼雛の時は与えてました)
ビタミンとミネラルを豊富に含む野菜や果物
かぼちゃ:ビタミンAが豊富で、免疫力の強化に役立ちます。
りんごや梨:フレッシュな果物は、水分とともに自然な甘みとビタミンを提供します。種は除去してください。
カルシウムとその他のミネラルの供給源
緑藻類(クロレラ、スピルリナ):カルシウムだけでなく、必須アミノ酸やビタミンを豊富に含み、健康補助食品として優れています。
抗酸化物質を含む食品
ブルーベリーやクランベリー:抗酸化物質が豊富で、健康な視力の維持や免疫系のサポートに役立ちます。
これらの食品や成分を適切に組み合わせることで、烏骨鶏の食事に更なる栄養と多様性をもたらし、健康と幸福を促進することができます。ただし、新しい食品を導入する際には、少量から始めて鶏の反応を観察し、どの食品が最も適しているかを判断することが重要です。
さんぽが大好きなウコちゃん達。今日は何が取れるかな?
色々と与えてあげたくなりますが、市販の配合飼料だけでも育てている方も多く、一概に全ておすすめできるわけではないですが、うちのウコちゃん達は毎日元気にこの食事で駆け回っております。