冬といえば鍋物。あったかいお鍋料理がおいしいシーズンになりましたね。鍋の種類にもいろいろありますが、すき焼きや水炊きなんかに欠かせない冬野菜といえば春菊もそのひとつ。
ちょっと苦味や独特のエグミがあるので好みは分かれるところかと思いますが「鍋には欠かせない!」という人も多いのでは。
その春菊、家庭菜園愛好家の中ではなかなかの人気だそうで、種も苗も店頭で手に入りやすいこと、地植えはもちろんプランターでも育てられる手軽さ、そして「無限春菊」というワードもよく聞かれる何度も収穫できるお得感が人気のポイントのようです。
種まきは春先か夏から秋ですが、寒くなってきてからでもポット苗もよく出回っています。寒さにも強く0℃以下でも越冬が可能。摘心し脇芽を出させるように育てることで何度も収穫が可能になります。中でも中葉春菊(チュウバシュンギク)は無限栽培に向いているそうで葉肉の厚さと香りのよさで人気があるそうですよ。
春菊の栄養価はカルシウム、リン、鉄、カリウム、ビタミンC、B1、B2が多く、カロテンがたっぷり。食物繊維もしっかりとれるので健康効果も高そうですね。
鍋物の他にも和え物やおひたし、天ぷら、炒め物、アクの少ないサラダ向き品種のシュンギクならフレッシュなまま他の野菜とミックスサラダにするのもおすすめです。
シュンギク苦手…という人も、食べやすいタイプの品種栽培からチャレンジしてみては?
春菊:キク科キク属 原産地:地中海沿岸 葉の切れ込みが浅い大葉種、葉幅広めの中葉種、深く細かい切れ込みの小葉種があります。
関西は大葉種、関東では中葉種の流通が多いようです。