茎から枝分かれした数本の花穂、炎が燃えているキャンドルのようなセロシア。その名もレッドウイング、赤い翼を広げた火の鳥のようでもあります。
ケイトウのモコモコ、フワフワした質感、暖かみがあって可愛い花姿。品種も多くサイズも色も豊富なのでガーデニングにも人気。花束のようなアレンジ、色が変わりにくいのでドライフラワーにも向いています。
ケイトウ:鶏頭、花の形がニワトリのトサカに似ていることからついた名前です。ヒユ科ケイトウ属(セロシア属)、熱帯アジアやインド、アジア、アフリカにも分布があり世界には50種以上。
日本へは8世紀ごろに中国・朝鮮半島経由で渡来したといわれ、分類として、トサカ系、・クルメ系・キルドシー(ヤリゲイトウ)系・プルモーサ(羽毛ゲイトウ)系、ノゲイトウと大きく5系統に分けられることが多いようです。セロシアはノゲイトウと表記されていることもあります。
また名前にケイトウがつくものの、紐が垂れ下がったように伸びて咲くヒモゲイトウ(アマランサス)や赤黄、ピンクの葉色が美しいハゲイトウはヒユ科ヒユ属になります。
セロシアは乾燥、夏の暑い時期にも強く、荒れ地にも根付く強い植物ですが、湿度には弱いので陽当たりのよくない湿地での栽培、水のやり過ぎには注意が必要。また直根性といって移植を嫌う植物なので、太い根を痛めないように扱うことも大切です。
レッドウイングとはまた違った印象のピンクのツートンカラーでおしゃれな色のローズベリーパフェ、ピンクベージュのアンティークカラーが素敵なヴィンテージなど秋らしいカラーも増えているので、ぜひチェックしてみてくださいね。